ただいま~!在米6年目のまりこです。
アメリカ生活が長くなると、自分の母国である日本への一時帰国が
年間通しての楽しみになっていたりしませんか?
ただ、、、日本とアメリカって移動距離が遠い!!!!!
行くだけの旅路で一日近くかかる人もいるのではないでしょうか?
その旅路で必ず通らなくてはいけないのが空港での入国審査
悪いことしてるわけでもないのに、私は、毎回緊張します。
とにかくスムーズに行くことを願って自分の番を待ちます。
「どうしよう。。。別室に連れていかれたら。。。」
それが、現実になってしまったのです。
前回、日本からアメリカにカナダを経由して帰国したときに学んだことがあります。
私と同じように、ワンオペで一時帰国する方には所持していただきたい書類があります。
今回は、その重要な書類について解説していきます。
カナダでの入国審査で子供と共に初めて別室へ連行
アメリカから日本に一時帰国をして、
帰路でカナダを経由してアメリカに帰国したときにおこった出来事があります。
カナダの空港で入国審査の順番待ちをしていました。
ついに来た私の番、、、緊張が走ります。
圧がすごくて、その時の会話をはっきりとは覚えていないのですが、以下のようなやり取りを男性の入国審査官としました。

日本から何を持って帰ってきたのですか?

乾物などです。味噌とかです。

もっと明確に説明してください。
さっきと同じような回答を繰り返す私、、、

いや、明確に答えたつもりなんだけど。。。
すごく威圧を感じてこっちも焦るから嫌だなぁ、、、
なんでうまく回答できないんだ、、、泣
言葉に詰まり、いきなり英語力も、通訳などの仕事ができるレベルなのに、「英語を昨日から習い始めました!」みたいなレベルになってしまっている自分がいました。
もう、この時点で、あたふたし始めていたのを鮮明に覚えています。

答えられないんですか。
では、別室につれてって確認しますよ?
それでもいいですか?

はい、わかりました。
私に、そもそも、この場に及んで ”NO” と言える選択肢ないですよね??と思いながら、子供2人と共に別室に連行されました。
気怠そうに私たちを別室へ誘導する審査官、、、
この時点で、心臓バクバク、口から心臓が出そうなくらい緊張していました。
何も悪いことしてないのに、犯罪者のように扱われている気分でした。
別室に行くと窓口・カウンターがあってそこに強面な女性入国審査官がいました。
自分たちの荷物が届くまで待たされる私たち。
まだ赤ちゃんだった息子を抱っこひもで支えていたので、立っている方が楽で立っていたら、、
席で座って待つように言われ、娘、息子、私で座って静かに待ちました。
⁽何故、こんな扱いを受けるの、、心底泣きそうでした。⁾
荷物が届いて、女性の審査官と荷物を開けて持ち込んでいる物について細かく聞かれました。
ここでは、私の気持ちも落ち着き、英語力も戻ってきて、質問に対してスムーズに全て答えることができました。
ただ、下記の質問をされることによって、ここから空気は一変します。
Do you have a letter of consent?
私は、この時「同意書はありますか?」と自分の中で理解しました。
内心、何に関しての同意書?と思いながら「無いです。」と回答すると、
審査官の顔色が一気に変わり、下記のように切り出しました。
「あなたの夫の同意がないと⁽同意書が無いと⁾子供を連れて渡航することはできません。私はあなたを金輪際、この国への入国を拒否することもできるんですよ。知らなかったでは済まされないことなんです。」
と言われ、娘が英語が話せるのか、いくつなのかを聞かれ、娘と審査官のみで話す必要があるから
ここで待ちなさいと指示を受けました。
目に見える数メートル離れた場所に審査官と娘が話はじめます。
遠目から聞こえた内容は以下のような内容でした。
- 私が彼女の母親かどうかの確認
- どこに住んでいるか
- いつからアメリカに住んでいるか
この質問から、自分が子供の連れ去りをしていないか疑われているのだと悟りました。
娘と審査官との会話が終わり、審査官が私の元へもどってきました。
「今回は、厳重注意という形で見逃しますが、もう次はないですよ。」
と言われ、やっとのことで解放されました。
入ってきたドアの反対側から出ていくように言われて出ると、
そこはもう審査を終えた人が行き交う空港内でした。
この後、すぐに夫に電話して起こったことを話しました。
彼も、何それ?同意書?なんで?と「?」マークでいっぱいでした。
その後、SNSを見ていると、他にも私のような体験をカナダでしているを数人見かけました。
ハーグ条約について知っておこう
皆さんは、ハーグ条約について知っていますか?
私は、空港で別室に連行される出来事が起こるまで知りませんでした。
ハーグ条約 ⁽国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約⁾ とは、
子どもを元の居住国に返還するための手続や国境を越えた親子の交流の実現のための締約国間の協力等について定めた条約です。日本人と外国人の間の国際結婚・離婚に伴う子どもの連れ去り等に限らず、日本人同士の場合も対象となります。
出典: ハーグ条約|外務省
要するに、国をまたいで親同士のトラブルがあった場合に、子どもの生活環境を守るための国際ルールです。アメリカと日本はこの条約の締約国です。
ハーグ条約が適用される条件は以下のとおりです。
- 子どもの年齢が16歳未満
- 条約締約国間の移動 ※アメリカ・日本は締約国です
- 監護権の侵害
私は、この条約があることを知った上で渡航する人のほうが少ないと思います。
私の様に、何かかしらのきっかけがないと、こんなルールがあるなんて思わないと思います。
でも、この記事を読んでくださっている皆さんにお伝えできたことにより、
あなたには知識が増えました。
もし、片親だけで海外渡航する際は、念のため、渡航同意書をもっていきましょう!
【Letter of Consent】渡航同意書について
渡航同意書とは、子どもの渡航において両方の親が同意していることを示す書類のことです。
主に用いられるのは、国によっては、両親や保護者のいずれも同伴しない子どもが出入国する際の提出が求められます。場合によっては公証(ノータリー)が必要となることもあります。

この書類を用意する上で形式等は指定はありませんが、記入しておくべき項目は以下になります。
- 子どもの情報 (名前・生年月日・出生地・パスポート番号)
- 両親・保護者・同伴者の情報
- 渡航先・期間
- 同意する親の署名
以下に、必要な情報を入れていけば、書類作成してくれるウェブサイトを利用して例を作りました。このように、便利なウェブサイトを利用して書類を作成しましょう。

【Notary Public】公証(ノータリー)とは
公証とは、この書類は本人が正式に作ったものと、第三者(公的に認められた人)が証明することを言います。
公証が必要な時、アメリカでは、以下のような場所に行けば、その場で、公証人の前でサインをして公証を受けることが可能です。価格的な平均は$5~$15くらいです。
- UPS Store などの店舗
- 市役所
- 銀行
公証が必要な場合は、上記にある例の内容の後に書き足す事が可能です。以下が例です。

法的に義務ではありませんが、公証があったほうが望ましいと公的な税関などのウェブサイトに書かれていることが多いです。つまり、無いよりはあったほうがいいということです。
私は次回もし、ひとりで子供を連れて海外に行くことがあったら絶対に用意していきます。
なぜなら、もうすでにイエローカードをカナダで受けているからです。
まとめ
私の空港で最も怖かった経験と共に「渡航同意書」について説明してきました。
皆さんは、ハーグ条約について知っていましたか?
私のような体験を、他の人にはしてほしくないので一人でも多くこの情報が届いてほしいです。
皆さんも一時帰国、海外旅行には必ず渡航同意書を持参していくようにしましょう。
「備えあれば患いなし」という事です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事があなたの生活に少しでも役に立ちますように。
では、また「おかえり~」って言ってもらえる日まで。

