ただいま~!アメリカのサウスカロライナ州に住んでいるまりこです。
私は、アメリカで2人の子供を子育てしています。お姉ちゃんと弟の2人兄弟です。
小学校に通い始めて数年経ったお姉ちゃんは、8歳になった去年から始めたことがあります。
それは、歯科矯正です。
「え?早くないですか?」と思われる方もいるかもしれません。
アメリカでは、小学校低学年の乳歯と永久歯が混ざり始める時期に、歯科検診で歯医者さんから必要な子供に対して歯科矯正をお勧めされる事が多いようです。
日本とは少し違ったアメリカの小児矯正ついて解説していきます。
定期健診から歯科矯正を勧められた時の流れ
アメリカでは、子供の定期健診が浸透していて、半年に1回のペースで 歯医者(Pediatric Dentist)に通い、クリーニングやレントゲン撮ったりする事が多いです。
6〜7歳頃の定期検診のタイミングで、兆候があれば私の娘のように、 矯正専門医(Orthodontist) への紹介状が担当の歯科医から出されます。
なぜアメリカでは早めの小児矯正が一般的なの?
子供が成長期の時期に矯正をし始めるのには、下記のような理由があります。
- 骨格が柔軟な時期のため顎の骨格をコントロールしやすくなる。
- 顎の骨の成長方向や歯並びのトラブルを早期に発見・予測しやすくなる
- 噛み合わせのズレに合わせて顎が変形して成長してしまうことを防ぐ
うちの娘は歯並びがよくないのと交叉咬合(Crossbite)が理由で歯医者から矯正を勧められました。
噛み合わせたときの、上の歯と下の歯の位置関係が部分的に逆になっている状態の事。
また、彼女の口の構造上、新しく歯が生えてくるためのスペースの余裕が無くきつくになることが予測されました。
そこで、矯正を開始する前にエキスパンダー(上顎拡大装置)を装着するところからスタートとなりました。
下記の写真が、上顎に装着するエキスパンダー(Expander)という装置です。

エキスパンダー(Expander)の仕組みと効果
子供のときの上顎は柔軟性があり、柔らかいことを利用して、エキスパンダーを装着することによって上顎の大きさを広げることができるようです。
エキスパンダーの仕組み
- 上顎の裏側にネジがついた装置(エキスパンダー)を装着。
- 保護者が専用の器具を使って、1日1回などのペースでネジを回して圧力をかける。
- 左右に圧力をかけることで、上顎の大きさが押し広げられる。
- 広げられた隙間には自然に新しい骨が形成される。
エキスパンダーの効果
- 狭い上顎を広げることで交叉咬合の根本の改善ができる。
- 永久歯が生えるスペースの確保をできる。
- 将来的に永久歯を抜歯して矯正するリスクを軽減できる。
- 上顎を広げることで鼻腔の幅も同時に広がるため、口呼吸から鼻呼吸への改善できる。
矯正の初診カウンセリングからワイヤーを装着するまでの流れ
娘の定期健診にて矯正を勧められてから、紹介状を受け取って矯正専門医の初診からの流れを下記のタイムラインを用いて説明します。
※タイムラインは現時点での状況情報となります。(ワイヤーを装着する手前の段階)
- ①矯正専門医(Orthodontist)にて初回無料のカウンセリング
子供の歯の状況を確認してもらって、カウンセラーと専門医によって何をどのように進めていくのか、経費はどれくらいかかるかなどの話を聞きました。矯正が完了するまでに一年弱かかるそうです。
- ②エキスパンダー(Expander)の型取り
娘の場合はエキスパンダーを装着することが求められたので初診で口の寸法を測ってエキスパンダーをオーダーしました。
- ③エキスパンダー装着
上顎に装着して、この日から一日一回下記の鍵のような器具でネジをまわすことになりました。

- ④経過のチェック
3週間に一度くらいのペースで定期的な検診を受ける。専門医によって上顎がちゃんと拡大しているかの確認してもらう。
- ⑤ワイヤーの装着
上の前歯の永久歯の生え具合を確認して装着予定
エキスパンダー装着後の注意点
エキスパンダーを装着すると、下記のような食べ物を控えるように言われました。
- ガム、グミなどの粘着系でくっつきやすい食べ物
- 硬いキャンディなどの硬い食べ物
もちろん、食べ物が装置に引っかかってしまう事も多々あります。
そのときは下記のようなスポイドで装置を歯磨きをするときに清掃します。

このスポイド!実は、親知らずを抜いた部分の掃除とかにも利用されたりすることもあるようです。
アメリカでの小児矯正の経費
矯正しようと言っても残念ながらタダではやることができません。
アメリカでの相場は$2,000 〜 $4,500と言われていて、うちは$3,000前後でした。
支払いに関しては一括ではなく、頭金を支払いしたのち分割で月々支払うプランがありました。
月々の支払い額も、ある程度細かく調整できました。
まとめ
親となった私自身も小学生くらいのときに歯医者で矯正を勧められたけれど、やりませんでした。
お金が多額かかるのも子供なりに理解していました。
口になんか得体の知れない物付けるの?抜歯の可能性があるの?って思うとやりたいと言う気持ちにはなれませんでした。
でも、大人になった今なら歯並びの大切さがわかります。
アメリカの歯科の世界を知って、自分の歯並びが歯の健康の一生涯がにかかっていると言ってもいいと思い始めています。
だから、我が子に矯正をさせてあげることができてよかったです。
まだ、娘の矯正完了までの道のりは続きますが、彼女の去年からの歩みが誰かの参考になっていたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事があなたの生活に少しでも役に立ちますように。
では、また「おかえり~」って言ってもらえる日まで。

